アンテナ工事で迷わない!UHF帯受信用アンテナの選び方

テレビ放送は、2011年にアナログ放送から地上デジタル放送に完全移行して以来、地デジを観るならUHF帯受信アンテナ、衛星放送ならBSやCSといったアンテナが必要になるのをご存知でしょうか。UHF帯受信用アンテナはいくつか種類があり、アンテナ工事の際にもいずれかを選んで設置する必要があります。アンテナ工事の際に迷わずに選べるよう選び方をチェックしていきましょう。

UHF帯受信用アンテナは地デジ放送局との距離で最適アンテナを選ぶ

2011年にテレビ放送が地上デジタルに完全移行してから、地上デジタル放送を受信するにはUHF帯受信用のアンテナが必要不可欠になり、アンテナ工事の際には大きく分けて三種類のUHF帯受信用アンテナから自宅に合うものを選んで設置するのが一般的になりました。

三種類のUHFアンテナは地デジ放送の送信局からの距離と、アンテナのデザインにより選び方が分かれています。送信局からの距離を基準にした選び方では、送信局が目で確認できるような近距離にお住まいの方は4~8素子の「室内アンテナ」がおすすめで、文字通り室内にアンテナを設置またはインテリアのように置いて使用します。手軽に使用できることが最大の特徴です。

目で確認できるほど近くはないけれど、特に問題なく地デジ放送を受信できる中距離にお住まいの方は、20素子以下のアンテナで対応可能、規格が豊富で魚の骨のような「八木式アンテナ」をメインに考えておきましょう。一部デザインがモダンでシンプルな「デザインアンテナ」も対応可能ですが、立地条件により可否が分かれます。

完全に送信局から遠い遠距離にお住まいの方は20素子以上のアンテナが必要で、「デザインアンテナ」または「八木式アンテナ」を中心に設置します。「デザインアンテナ」では受信が弱い場合は「八木式アンテナ」のみの選択肢になるものの、立地条件に問題なければどちらも設置することができます。

建物形状や地域の条件により屋根にアンテナを設置できない場合は、ベランダを含む屋外に簡単に設置できる「平面アンテナ(フラットアンテナ)」を設置します。送信局からの距離に加えて、送信局と自宅との間に山や川など地形が平坦では無い場合、地形の影響を受けて電波が弱くなることがあるので、仮に中距離地点にお住まいの方でも20素子以上のアンテナを設置する場合があります

UHF帯受信用アンテナはおしゃれなデザインアンテナがおすすめ

UHF帯受信用アンテナには魚の骨のような形の「八木式アンテナ」と、屋外・屋内のどちらにも設置できる「平面アンテナ(フラットアンテナ)」、室内で使用する「室内アンテナ」がありますが、「八木式アンテナ」と同等またはそれ以上の性能を持つモダンでおしゃれな「デザインアンテナ」もあります。

「デザインアンテナ」は魚の骨のようなアンテナを屋根に設置したくない方におすすめのアンテナで、UHFアンテナの中でもパッと見たところではアンテナに見えない、箱のようなデザインが主流です。「デザインアンテナ」は地面から高い場所に設置するほど電波受信感度が上がり、一部では高さを選ぶモデルもあります。

中・遠距離向けのアンテナのため比較的遠いエリアでの設置になりますが、見た目の違いは一目瞭然、アンテナのイメージを覆すほどシンプルでモダン・おしゃれです。四角い箱型をはじめ、六角形の照明のようなデザイン、小型の照明と間違えそうなコンパクトなデザインなどがあり、カラーもホワイト、ブラウン、ベージュなどマイホームとの調和を考えたラインナップです。

「デザインアンテナ」は「八木式アンテナ」に勝るとも劣らない性能を誇り、紹介したデザインのほかにもたくさんの商品が登場しています。カラーは建物に対して違和感のないものが主流で、自宅の外観を損なわないカラーが人気となっています。

また屋根の形状や鳥の糞の被害を避けたいなどの理由で、アンテナを屋根に設置しない場合は、屋根裏に設置することができます。屋根裏の中でも最も高いところに設置すれば、屋根に設置したのと同等の高さを維持できるからです。受信状況に問題がなければ外観を損ねず、鳥の糞などの被害もなくアンテナ工事ができます。

アンテナ工事で必要になるアンテナ設置パーツ

「八木式アンテナ」のアンテナ工事を想定した場合、屋外と屋内でそれぞれ必要になるアンテナ設置パーツがあります。

<屋外>

・アンテナマスト
・屋根馬
・ワイヤー類
・BSやCSに関するアンテナセット、取付金具(BS・CSを設置する場合)
・増幅器(ブースター)

<屋内>

・アンテナケーブル各種
・混合器(ミキサー)
・分波器(セパレーター)
・分配器
・HDMI

アンテナマストや屋根馬・ワイヤー類は屋根の上にアンテナを設置するのに必要不可欠で、増幅器(ブースター)はアンテナで受信した信号レベルが低下するのを強化する役割があります。増幅器(ブースター)を使用することで信号レベルを強化、テレビの映りを良くすることができます。

WOWOW(4K)やスカチャン4Kの4K・8K衛星放送の視聴、NHK BS8KなどBS8K放送を視聴する際には、それぞれに対応した増幅器(ブースター)が必要になるので注意が必要です。

屋内で必要な混合器(ミキサー)は、屋根に設置してある複数のアンテナを一本にまとめて屋内に配線するのに便利なもので、混合器(ミキサー)で混合した信号を元に戻すのか分波器(セパレーター)です。こちらも4K・8K放送を視聴する場合はそれぞれに対応した混合器・分波器が必要になります。

分配器はテレビコンセントがない部屋でテレビを観るときに必要なもので、テレビやレコーダーの台数を増やしたいときにも活躍するものです。分配器は電波をわけて二台以上のテレビを視聴するもので、入ってきた信号をそのまま分配しています。分配器も4K・8K放送を視聴するときは、それぞれに対応した分配器が必要です。

「八木式アンテナ」と「デザインアンテナ」のアンテナ工事費用は、どちらが安いのでしょうか。アンテナ工事業者によって具体的な相場が異なるので金額は割り出せませんが、平均すると「八木式アンテナ」の方が安くなる傾向です。

「デザインアンテナ」はまだアンテナ本体の値段が高いので、どうしてもアンテナ工事費用全体が高くなってしまいます。それでも見た目の良さが人気となり、「八木式アンテナ」を取り換える方もいるほどです。

まとめ

テレビのアンテナはどれも同じだと思われやすいですが、テレビを快適に観るためには、地域や立地条件に合うアンテナの選び方が必要です。アンテナの種類はもちろん、送信局から距離や規格部分もチェックすると良いでしょう。

アンテナは建物にしっくりくるデザイン、カラーのアンテナもおすすめで、「八木式アンテナ」見た目で比較するとデザインアンテナの方が一歩リードする印象です。地域や立地条件によっては、すべての建物にデザインアンテナが最適とはいえませんが、地上デジタル放送を視聴するためのUHF帯受信用アンテナは、アンテナ工事の際に迷わないよう事前に選んでおきましょう。

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